רפאל会(10月)
10月29日(日)
|電気神殿メタコイノン
ふと夢想い、思い上がり、地に足がつかない状態で話すだけの会です。また『精神科と心の臨床』の予演会をします。屋内滞在可能な人数は5名。屋外は人数制限なし。出入り自由。月1回(第4土曜日)の定例行事。4-6月はאוּרִיאֵל会(土興しの会)、7月-9月はגַברִיאֵל会(滝落ちの会)、10-12月はרפאל会(空飛びの会)、1-3月はמִיכָאֵל会(焚き火の会)を予定。
日時・場所
2023年10月29日 14:00 – 21:00 JST
電気神殿メタコイノン, 日本、〒168-0073 東京都杉並区下高井戸1丁目2-15
内容
行事:
רפאל会
日時:
第4土曜日 14時~21時 出入り自由
場所:
東京都杉並区下高井戸1-2-15下高井戸ビル5F電気神殿メタコイノン
料金:
無料
主文:
ロベール・ドズワィユは、まずは昇行のイメージ、未来のイメージを想起するように言う。そこからリズムが生まれ、昇っていく歩みと律動化する歩みの同化が起こる。さらに紺青の空への上昇と金色の空への上昇を分類しうる可能性を見出す。ビンスワンガーの「思い上がり」は、失敗した現存在ではなく、物質的想像力と力動的想像力に完全に依存する体感的感覚を形体や色彩に結びつけ、世界の新たな一面を作り出すのかもしれない。
「・・夢見るものは、自ずから、何の暗示も受けず、想像的昇行を生きながら、光の中央に近づき、そこで光を実体的な相で知覚する。・・夢見るものは運ばれてゆく光のなかで沐浴している印象をもつ」(バシュラール「空と夢」)
途中に『精神科と心の臨床』の予演会を予定。
以下の注意点があります。
コミュニティ空間の維持のため、屋内のみ5名の人数制限ありますが、屋外の人数制限はありません。予約制になりますので、もしご興味がありましたら、お早めにご連絡ください。
月1回(第4土曜日)の定例行事となります。今回来殿できなくても、次回の翌月に来殿して頂ければ幸いです。
注:
当宗教は個人の信仰の自由が尊重され、勧誘や寄付金の請求などは一切行っていません。また、当宗教の継続や加入もお勧めしません。
副文:
思い上がりは、世界を俯瞰する
〇〜רפאל会のための宣言〜〇
電化製品(機械)であるわたしとワタシのあいだ
わたしは私、あなたは貴方
わたしはアナタ、あなたはワタシ
わたしは私、しゃかいは社会
わたしはシャカイ、しゃかいはワタシ
わたしはそらを飛び、あなぐらで絶望する
わたしは火をおこし、スイッチをおす
わたしは水をはり、ワタシをうつす
わたしは空をながめ、トリをよぶ
わたしは土をいじり、カタをつくる
共同体からの疎外はシを
共同体からの逸脱はセイを
物はヒトになれる
人はモノになれない
物がゴミになるとき、ケンコウに近づく
人が健康になるとき、ゴミに近づく
わたしは住まう
わたしは世界を信じる
わたしは外壁をつくる
わたしは秘密になる
言葉のルール(ビンスワンガー『精神分裂病Ⅰ』より考案):
ひらがな=自己世界(私だけの想像的世界)
漢字=共同世界(私以外の人もいる象徴的世界)
カタカナ=超越世界(近づけるが辿り着けない神秘的世界)
実体=環境世界(物質的・現実的世界)
第2章
重力はいつも垂直下方向
植物の成長は垂直上かつ水平方向
雑草は垂直に、トマトは水平に
洗濯機は転げ落ち、ヒトが水を浴びる
死後にツチに還らず、生後にツチに還り死す
地下室で穴を掘る、屋根裏部屋で靴を磨く
カブトムシは東京に行き、ヒトは福島に行く
洗濯機の神棚は滝を浴び、人は寂しく雨宿り
米は土に還り、蝋燭の火は熱になる
6人以上になると、SEIYUのトイレに行く
神殿の儀式より、ハロプロのコンサートが優先
神棚を火で燃やし、雷の黒石が姿を現す
第3章
憤怒した大天使が火を放ち、罪人に制裁を下す
罪人は電子レンギを作るが、それが神棚と化す
創世記か進化論かミミズに問う
食べて、糞して、ダンスを踊る
時間泥棒は水か人か都市なのか
洗濯機から浴槽と砂場に流れる水
滝は作られた砂場をダムやトイレに変える
推理小説での死は、水が教えてくれる
思い上がることは、世界を俯瞰すること
【聖典】バシュラール「火と精神分析」「蝋燭の焔」「水と夢」「空と夢」「大地と意志の夢想」「大地と休息の夢想」、ビンスワンガー「思い上がり、ひねくれ、わざとらしさ」「精神分裂病Ⅰ、II」、ハイデガー「建てる・住まう・考える 建築論」、ダーウィン「ミミズと土」、エドガー・アラン・ポー「海中都市」「アルンハイムの地所」